「龍の口グリーンシャワー」と「暮らしと珈琲」のこと
- 5bookj
- 1 日前
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昨日からなんとなく森林散策へ出かけようと思いたち、以前野鳥の会で出かけたことがある龍の口にいくことにした。ついでに珈琲屋さんが近くにあるので行ってみることにした。
龍の口は地元では知られた合格祈願のために、受験生などが登る山である。別段普段でも手軽にトレッキングを楽しむ場所でもあり、野鳥などの観察ができる麓の道もある程度整備されている。私は車を走らせて朝8時半頃に辿り着いたのであるが、すでに装備を整えた客がいて、私はというとジーパンに登山靴だけ準備し、山へと登る。
冬になったというのに、薄手のジャンパーは十分機能していて、私が子供の頃よりも暖かく感じる。これも温暖化のせいかなと考えながらまずは麓の木々を撮影。枯葉が散りばめられて木々は色づき、とても良い感じだ。
靴を履き替えてから早速山に登る。西日本の植生というのは少しは学んだことはあるが、どちらかというと鬱蒼としていて、関東などよりも薄暗い感じの山道が続く。途中。可愛らしい紫色の実がついた木を発見。ヤブムラサキという植物で、主に西日本に自生している植物らしい。一応写真を撮っているから載せておく。

少しだけそれを眺めてから、再び登山をすることに。体力が衰えているのか、低山とはいえかなりしんどい。そしてある程度のところまで行くと、下界が見渡せるところにきた。朝早くから霧が出ていたが、それもだいぶ晴れ、なかなかにビューである。登頂までには至らなかったが、自然の空気を吸ってかなり気持ちも和らいだ。こうした景色も(ここは多分建設されないだろうが) 少し立地が合えば太陽光パネルが取り付けられてしまう。以前木々が生えていた山々も少し時間をおいて見にいくと太陽光パネルが取り付けられている。これならゴルフ場の方がまだマシかも知れないとさえ思えるほど、機械化されてしまう森林。国が掲げている再生エネルギーの普及というのも、結局は土地がどう活用されるかという話で、経済的には企業が儲かるようにできている。北海道の釧路湿原に大規模ソーラを導入という話もニュースで見たが、私も流石にこれはいけないと思ったことがある。再エネの推進はいいと思うのだが、ある程度のルールがないとそれもただの自然破壊になってしまう。電気は必要だ。でもそのために壊しすぎてしまうことはよくないと思う。



山を降りてお目当ての珈琲屋さんに行く。以前仕事で尋ねたことがある店で、海外から輸入したコーヒーを販売、あるいはその場で飲めるようになっている。私は山を降りて、車で移動し、駐車場に停めてから備前国総社を訪ねた。
「総社」とは、簡単に言うと古代律令制が整えられてから、国司が参拝する神社をひとまとめにしたお社のことである。謂れでは128の祭神をまつるとのことで、とてもありがたい場所であると言うことである。絵馬を毎回神社巡りの時にはみるのだが、お産や、会社の経営がうまく行くこと。あるいは学問についてなど様々な願い事が書かれていた。出雲大社などだと、結婚などの縁結びのことで絵馬が埋め尽くされていたが、ここでは様々な願い事が書かれていた。そしてサザンカが綺麗に咲いていたので、これも季節だなと感じた。写真はそのこと。


さて、その後であるが、お目当てのモーニングを食べに「暮らしと珈琲 Life and coffee」へと入店。店には珈琲の匂いと、看板娘たちで(お姉さんたち)のおかげか、とてもリラクスできる感じ。店の奥までは入らなかったが、レジのすぐ近くにある席につく。ちなみに注文と支払いは前払いである。私は選べる珈琲とホットドッグを注文し、席にて少し待った。選べるコーヒーは、世界カ国から取り寄せた豆を選べると言うもので私は「はじまりのルワンダ」を選んだ。他にもグアテマラや、ブラジルなど十種くらいは種類があった気がするが、それは選ぶ楽しみということで店を訪ねてから考えて欲しい。
店のコンセプトは名前通りで引用してしまうが、
「コーヒーのある豊かな暮らしをテーマに毎日が豊かになる美味しいコーヒーと素敵なあれこれを岡山から全国へお届けいたします。」らしい。それから、このお店は東京の方にも出店しているらしく、お店の方も多分繁盛しているのだと思う。
コンセプトはお店のサイトから引用しているもので、そのままである。



サイトを見て気になったのが、ベトナム産コーヒー豆である。なんとなく甘いイメージがあるベトナムコーヒーであるが、アフリカやブラジルならば大体の人はわかると思う。ベトナムは世界第2位の生産国らしい。ファインロブスタという品種を育てているところが大半らしいのだが、最近では品質も向上し、中南米と同じ規模で生産を行う農園も出てきているらしい。そうした中で進んでいるのがラビアンコーヒープロジェクトであり、ラビアン山周辺で少数民族のクホ族が珈琲豆を作っているらしい。ベトナムでも美味しいコーヒー豆作りが盛んなことがわかりサイトを見ていてもとても勉強になる。輸入のことを学ぶならコーヒーが勉強になると思うのは私だけであろうか。まあ、いいんだけど。
ホットドッグと始まりのルワンダがテーブルに置かれると、早速コーヒーを飲んでみた。いつも飲んでいるスーパーで売られている豆よりも香りが口の中に広がり、とてもゆったりとした感覚になれた。コーヒーを啜り、それから少し口の中に空気を取り入れる。美味しいコーヒーを飲むと心もいい感じ。ホトドッグにサラダがついていたが、それもおいしくいただいた。たまにきて豆を購入してみようと思ったが、それはまた別の話になりそうだ。
参考 暮らしと珈琲のサイトhttps://www.tostinocoffee.shop/items/121982895


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