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鳥取に行くのだが、色々ありすぎてみて回ることにした。

11 分前
読了時間: 11分

前日の夜になんとなく鳥取を旅行で回ろうと決めた。コースは色々な人から聞いたことや、調べたことを総合して、なんとなくコースを決めた。別に誰かに言われたわけでもなく、行ってみたいから行くことにした。それだけだが、適当すぎる。

 とりあえず高速道路に乗ってみた。山陽ICから兵庫県にぬけ、播磨の高速道路を抜けて、一般道を走った。前日に寝てなかったから、眠気に襲われ、途中で休憩を取ったが、写真をとてこんなところなんて考えながら、うーん。田舎だなと思った。まあ、世の中都会だけではないなから、大半田舎だ。

そんなわけで、鳥取市の白兎神社を目指してひた走る。途中で通勤のためか、渋滞に巻き込まれて少し時間を食う。まあ、私は自由人だから少々はどうでもいいのだけど、こんなに自由にのんびり渋滞道路を走ったのは初めてかもしれない。

 鳥取市の道を走ると、感じたことが、とても道路が広いということだ。そして、街というのだけど、津山や、島根のような感じで山陰の街だなと感じた。高いビルはなく、住宅街や、郊外型の大型店舗が続く。利便性ではそのほうがいいかもしれないと思えることもあり、別段密集した都会のような所がいいとばかりは思えない。それでも田舎街だなと思えるほど田園風景も街と同じく見て取れる。これが鳥取かなと思う。

 

 白兎神社は、鳥取市から海岸沿いを走っていくと、伝説の地、白兎海岸の近くに在していた。景色は良好。日本海が見渡せて、小さな島が見えている。隠岐島だとPR看板で見て、島の上に鳥居がある。写真はその時のものである。ちなみに素潜りで漁をしている人がいた。砂浜の看板にはその辺りで取れる海産物の名前があった。

 海岸を見た後、神社へと向かう。この神社は言わずとしれた因幡の白兎の伝説の地である。古事記にも記されているように、要は兎さんが海で鰐(さめ)に襲われて、大国主命に助けられて、その優しさに八十姫が惚れて結婚してしまう。簡単にいうとそういうことであるが、そんなわけで看板なんかを見ても日本初のラブストリーの地と記されているし、神社でも縁結びのお守りが並んでいる。絵馬にも素敵な恋人の願いが書かれており、中には切実な願いもあるが、親御さんが娘さんの結婚を願っているようなものもあった。旅行で神社に行くと必ず絵馬を見てどんなことが書かれているかチェックするのだが、伝説のラブストリーの地ではやはり愛を語る男女の話が多かった。ちなみに私は何故か厄除けのお守りをそこで買った。普通縁結びのお守りを買うべきだが、これもまた私の中では恒例の神社巡りの行事である。ちなみに砂浜に灯籠が一つ立っているのだが、そこで大国主命が八十姫を口説いたとか。残念なことにその写真は撮れなかった。

白兎海岸。女性が一人石拾いをしていたが、そんな景色。

本殿。

恋人同士できたのか、こんなストレートなことが書かれている。他にも親御さんらしき人が娘の結婚がうまくいくようにと絵馬に願いを書いていた。


白兎神社でお参りを済ませた後、次の目的地コナンの聖地「青山剛昌ふるさと館」へと向かう。携帯の地図アプリでは海岸沿いをひたすら走るようになっていたので、カーナビに目的地を入れて海岸線を走り続けた。個人的にはいい道だと感じた。瀬戸内海とは違い、波がしっかりと立っている。遠くの地平線を見ても全然陸地なんて見えやしない。広い海が果てしなく続く素敵な景色である。

 そんな海沿いの北栄町でコナンの作者青山氏は育ったらしい。そこへいくまでに色々なものをみた。まずは適当にメインの道路から降りて、港町を見てみた。まあ、通過してみただけであるが、何故かキリシタンの碑が建てられていて、そこが気なり写真を撮る。漁協がある小さな集落なのだがキリストさんと何か関係があるのかなと思えた。まあ、そんだけ。そこからは海岸線を走り、途中で温泉が多く散見され、是非とも入りたいと考えたが、結局今回の旅では最後まで入浴はかなわなかった。ちなみに私は米子方面へは何度か行ったことがあったのだが、鳥取市を走るのは初めてであった。市内には鳥取大学があり、林業の組合なんかがちらほら見えた。まあ、イメージ通り。それと風力発電が多くみられ、巨大な風車が立ち並んでいるのが素敵だと思えた。地形的な問題なのか、これだけ左近再エネが叫ばれる中、とある瀬戸内の街には全くそんなものは見られない。それに比べて鳥取の海岸沿いには、あるいは陸地には多数の風車が聳え立つ。これでどれだけの電力が賄えるかは勉強不足でわからなかったが、それでも太陽光よりはいい景色に思えた。

 そんな風車が立ち並ぶ地にコナンの聖地はある。実はというと、コナンはどちらかというとお子さん連れが多いのではないかと思い。こんなおっさんが一人で訪れるのは気が引けたが、街をふらりと車で見ていると、中年の女性のグループや、高齢者の集団がちらほら見えた。他にもカップルや、いわゆる大人がふるさと館を訪れるのをみてこれなら私のような人間も大丈夫だろうと思い、えい、とふるさと館へ入ることにした。

コナンの町へ行く途中。巨大な風力発電が立ち並んでいた。再エネの勉強も少ししていたので実際に見られて感無量。

町をフラフラ歩いていると、駅までコナン。中の観光案内所もPOPなコナンで溢れていた。

コナンの像。ブロンズもあったけど、とりあえずこちらを。他にも蘭の制服姿なんかもある。

駅の窓にもコナンの漫画が。ホームの階段もコナンだらけ。

コナン駅からふるさと館まではコナンだらけ。ふるさと館の中には蘭とコナンのランデブーした絵が。たまに思うのだが、絵柄によっては可愛らしいと思える。うーん。こんなおっさんだが、これが萌え萌えキュキュンなのか。


ふるさと館に入る前に町を見て回ってみたのだが、とにかくコナンづくし。駅の名前もコナン駅であるし、中に入ればコナンのイラストと漫画でひたすら飾られている。道路脇にはコナンの銅像や、蘭ちゃんの像が飾られ、お客さんが記念撮影をしている。ふと通り過ぎる図書館もコナンが立っているし、商店街にはひたすらコナンのイラストが貼られている。車で通り過ぎた橋は、コナン大橋と書かれており、橋の名前までコナンである。ここまでやるかと思えたが、これほどコナンが人気があると思えた。実際、記念館に入ると展示で世界中でコナンが翻訳され、読まれていることがわかる地図が出ていた。アメリカ、カナダ、タイ、ベトナム、フランス、イギリス、中国、韓国。とにかく世界中である。そんな漫画だから客層もさまざま、高齢者から中年、子供連れの親子に、どこかの外国語で話しているお客さん。若い女性。私のような男もいるし、とにかく色々な人がいる。

 展示は作者の青山氏の生い立ちから、今に至るまで、文章と写真などで説明されていた。昔YAIBAという漫画が流行っていたが、小学生の頃剣道をしていたらしく、そうした経験があって書いていたのだと思うとなるほどと思えた。そしてやはり一番はそんな小学生の頃から推理漫画家になると決めていたということ。夢は大きい方がいいというが、実際彼はその夢を実現し、世界中で愛される漫画を書いている。街全体で応援するのもこれなら納得。そんなことを少し感じてみて回った。


植田正治写真館。周囲は大山から続く平原が広がる。建築物と、風景画溶け合う素晴らしい環境。確か日本工芸技術協会か何かのオピニオンで見たが、溶け合うことも重要なポイント。

青山剛昌ふるさと館を見た後は、米子方面へと向かう。大体高速道路の無料区間を使って北栄町から一時間くらいの距離である。目的地は植田正治写真記念館である。なぜ植田正治なのかというと、少し知人からの話をきいたような見たような。カメラは趣味程度に使うから、一度観に行こう思ったからだ。実はここが今回の一番の目的地。

 植田正治は鳥取の写真家で、十六歳から写真を初めて、鳥取砂丘などを舞台に演出写真を撮ってきた人である。写真そのものを観ていると、不思議な感覚に見舞われ、かといい、存在感がある写真だなと素人ながらに思えた。

 写真館に着くと、誰それと思い出せないが、建築家の設計した写真館が大山の自然の中に現れる。周囲は田んぼと山で、そんな環境の中にある。中に入ると、静かな空間。人気はあまりなかったが、数人見物客がいた。中には写真関係の人間なのか、髪を後ろで括り、一眼レフカメラで美術館の中から見える、大きな窓の中に収まる大山を撮影していた。私もそこの景色と建物の織りなす風景がとても気に入り、いいなと思いながら一枚撮影した。

 アマチュアであると自称氏していた上田正治氏であるが、ファッションなどの写真もとりつつ、独自の視点での写真を出し続けていた。らしい。砂丘をバックにした写真は有名であるけども、その他にも少女四態や、小さな伝記など様々だ。個人的にはカメラ毎日に掲載されていたシリーズがいいな感じたが、子供達のそのままというのもいいと思えた。

 写真館の中では植田正治氏の伝記映画も上映されていて、私は一人で観ていたが、氏の有名な言葉に「自分の好きに自分の好きなように撮る。そこにアマチュアリズムがでる」であるとか、一番よくないのは外も内も歳をとることなんて言葉がある。そんな氏であるがやはり一番重要なことが、写真が楽しいということであった。ということ。「写真することがとても楽しい」という言葉を上映の中で最後に見たのだが、そんなものなのかなと感じられた。


 

 写真館は結構満足できた。静かな空間でとてもいい感じ。景色にも満足できた。あと、地元の高校生の写真部なんかが結構そこで撮影なんかをしているらしい。植田正治写真美術館友の会なんかもあるから、そういうハブみたいな場所でもあるらしい。まあ、多分鳥取の文化の発信地の一つなのだろう。


そんな場所から境港へと向かう。魚料理を求めていざネットで検索をしたのだが、時間帯がすでに十三時であったため、店が閉まるのが十四時であった。写真を見物していて飯のことまで考えが及んでいなかった。しかし、どうにかして食べたい。海鮮丼が食べたくて仕方がない。朝イチで訪れた白兎神社の近くにレストランがあり、桶に入った刺身盛りの写真が出ていたが、そこで食べていないことがとても後悔した。それでも魚を食べたい。境港までの道中、ひたすら海鮮料理屋を探す。あれは違う、これは違う。チェーン店ばかり。こんなもので妥協するわけにはいかない。そうしてたどり着いた市場でも、店の前に行くと閉店、定休日の看板が出ている。それでも食べたい。あれやこれやと車でクルクルとしていたら回転寿司の店が近くにあり、まあ、ここでいいやと入ってみた。味はどうかというとシャリが小さく、ネタも薄い。まあ、それでも多分市場で仕入れてきたのだから新鮮は新鮮なのだろう。お気に入りはハマチと文珠イカ。コリコリして歯切れがよく何個か食べた。それから市場で何かないかとみて回ったのだが、鳥取といえばイカかカニである。生きたかにを見物しながら、結局二百円のカニグラタンをお土産に買った。レンジでチンして食べるもので、白バラ牛乳を使用したグラタンだ。家に帰って酒の当てにした。市場の名前は大漁市場なかうら。

 

 寿司を食べた後は水木しげるロードへと向かう。私の尊敬する人の一人で、携帯の待受は先生の名言。「なまけものになりなさい」である。妖怪は昔から好きで、先生の絵は幾度となく読み、そしてみてきた。最近では鬼太郎が映画になっていたが、もちろんそれも見た。時間帯も時間帯だから、水木しげる記念館へ向かう。

 途中で猫娘や、塗布小僧の銅像を見ながら、ここもまた漫画だらけの町だと思えた。店のグッズも妖怪。トイレも妖怪、アーケードの看板から、ベンチに至るまですべて妖怪である。コナンの町もそうだったが、漫画やアニメの力というのはとてもすごいのだなと思えた。

 水木しげるロードの銅像。とりあえず猫娘なんかも撮影したが、今回はやまびこにした。下は豆腐小僧

 

 展示では水木先生の生い立ちから始まり、時代の中で戦争へと誘われたことが記されていた。南方戦線での体験や、実際に書いていた手記など、さまざまなものが展示されているとともに、先生の体験から生まれた言葉が刻まれていた。片手を失っていたことも誰でも知っている話。妖怪の人形や、漫画も多く展示されていたが、戦争とはよくないものだなとなんとなく思えた。今度また水木先生の本でも探してみようかと思う。多分幸福論くらいはあったと思う。何度となく仕事を辞めたことなどは少し考え深い。理由はなぜかとは言えないが、そんなわけでそこで今回の旅は終わった。

  

 

 境港の町からまた家路へと着く。偕成温泉があるので帰りに入浴して帰ろうかと思い。砂浜を流しながら走っていた。途中弓ヶ浜の写真でも撮ろうと思い、砂浜に車を停めて海を撮影した。そこで区切れば綺麗な話にでもなるのではないかと思えたからだが、実際日本海の海は果てしなく広い。海を眺めてその日の最後写真を撮り、鳥取の旅は終わったのであった。めでたしめでたし。

 

追記であるが、鳥取にもソープランドがあるらしい。温泉街を回っていてなんとなく見つけたのだが、特に入るわけでもなく、あるんだなあと思いながら家に着いた。風俗も文化の一つだから、昔から温泉街にあるのかなと思った。まあ、見るだけだけど。


そんな感じで終わりである。

 
 
 

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